“ごしゆじん”の漢字の書き方と例文

語句	割合
御主人	100.0%

御主人

左樣（さう）覺（さと）られたからは百年目（ひやくねんめ）、若（も）し此（この）一件（いつけん）を他人（たにん）に洩（もら）すものならば、乃公（おれ）の笠（かさ）の臺（だい）の飛（と）ぶは知（し）れた事（こと）、左樣（さう）なれば破（やぶ）れかぶれ、お前（まへ）の御主人（ごしゆじん）の家（いへ）だつて用捨（ようしや）はない、火（ひ）でもかけて

海島冒険奇譚　海底軍艦：05 海島冒険奇譚　海底軍艦 (旧字旧仮名) ／ 押川春浪(著)

お前（まへ）さんは私（わたし）がこの住居（すまゐ）の御主人（ごしゆじん）のやうなことを言（い）ひますが私（わたし）は唯（たゞ）こゝの番人（ばんにん）です。

ふるさと (旧字旧仮名) ／ 島崎藤村(著)

「いゝなあ、この山毛欅（ぶな）一本（ぽん）が、こゝで湖（みづうみ）を支（さゝ）へる柱（はしら）だ。」そこへ画架（ぐわか）を立（た）てた——その時（とき）、この峠（たふげ）を導（みちび）いて、羽織袴（はおりはかま）で、阪（さか）へ掛（か）かると股立（もゝだち）を取（と）つた観湖楼（くわんころう）、和井内（わゐない）ホテルの御主人（ごしゆじん）が

十和田湖 (新字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)