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『宿酔』
ふりがな文庫
『
宿酔
(
しゅくすい
)
』
堪へがたき惡寒おぼえて ふとめざむれば室内の 壁わたる鈍き光や 障子を照らす光線の やや色づきて言ひ知らず ものうきけしき 物の香のただよふ 宿醉の胸苦し 腦は鉛の重たさに えたへず喉は ひしひしとかわき迫り 口内のねばり酒の香 くるめくに …
著者
萩原朔太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
室内
(
へやうち
)
嘔
(
ゑ
)
執拗
(
しつえう
)
惡寒
(
をさむ
)
昨宵
(
よべ
)
接吻
(
くちづけ
)
口内
(
くぬち
)
現
(
うつつ
)
脣
(
くちびる
)
臥
(
ふ
)