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允
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ゆる
ふりがな文庫
“
允
(
ゆる
)” の例文
そして二氏皆わたくしに借抄を
允
(
ゆる
)
さうといふ好意があつて、藤井氏は家弟潤三郎に、三村氏は竹柏園主にこれを語つた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
院内の人々は一人としてハツバス・ダアダアの
※陋
(
けふろう
)
にして友を排し、
褒貶
(
はうへん
)
並に
過
(
あやま
)
てるを知らざるものなし。されど人々は猶この翁の籍を會院に掲ぐるを甘んじ
允
(
ゆる
)
せり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
身には片布をだに着くるを
允
(
ゆる
)
さず馬上にして城下に
曝
(
さら
)
す、
牽
(
ひ
)
きゆくこと数里、断崖の上より
擲
(
なげう
)
ちて死にいたらしむ、臭骸腐爛するに及ぶも白骨を収むる人なかりきといふ。
都喜姫
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
さはれチェウスならではえ
允
(
ゆる
)
さぬ事を、8410
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
成善は家禄を
割
(
さ
)
いて、その五人扶持を東京に送致してもらうことを、当路の人に請うて
允
(
ゆる
)
された。それから長持
一棹
(
ひとさお
)
の錦絵を書画兼骨董商
近竹
(
きんたけ
)
に売った。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
學校の規則には、詩賦は他人の助を
藉
(
か
)
ることを
允
(
ゆる
)
さずと記したり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
十七日に蘭軒は夏時
韈
(
べつ
)
を着くることを乞うて、十日の後に
允
(
ゆる
)
された。勤向覚書の文に曰く。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
蘭軒は同一の自由を
允
(
ゆる
)
されてゐて、此に由つて校讐の業に
専
(
もつぱら
)
にした。人は或は此
言
(
こと
)
を聞いて、
比擬
(
ひぎ
)
の当らざるを
嗤
(
わら
)
ふであらう。しかし新邦の興隆を
謀
(
はか
)
るのも人間の一事業である。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
允
漢検準1級
部首:⼉
4画
“允”を含む語句
右馬允
内蔵允
玄蕃允
木戸孝允
孝允
允恭天皇
祝允明
允許
允可
左馬允
王允
木工右馬允知時
董允
許允
允恭
佐久間玄蕃允
谷内蔵之允
玄蕃允盛政
三允
横田内蔵允
...