“韈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くつした50.0%
くつ25.0%
べつ12.5%
したうづ6.3%
たび6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨降りだと、日本人がうるさくまとはないから、くつした一つ買ふにも町中歩きまはつて、ゆつくり値段の廉いのを捜す事が出来るからださうだ。
軽い小刻みなくつの音がすると、喬生はいそいで起って行って扉を開けた。少女の持った真紅の鮮やかな牡丹燈がまず眼にいた。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
十七日に蘭軒は夏時べつを着くることを乞うて、十日の後にゆるされた。勤向覚書の文に曰く。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
火にいぶる紅きしたうづ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
またたびの焦ぐるも知らね
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)