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韈
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くつ
ふりがな文庫
“
韈
(
くつ
)” の例文
軽い小刻みな
韈
(
くつ
)
の音がすると、喬生はいそいで起って行って扉を開けた。少女の持った真紅の鮮やかな牡丹燈がまず眼に
注
(
つ
)
いた。
牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
友仁はそのままそこへ
※伏
(
せんぷく
)
していた。祈願の人が
韈
(
くつ
)
の音をさしてその側を往来していた。友仁の耳へはその音が遠くの音のように聞えていた。
富貴発跡司志
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
軽い
小刻
(
こきざみ
)
な
韈
(
くつ
)
の音がすると、喬生は急いで
起
(
た
)
って往って
扉
(
と
)
を開けた。少女の持った真紅の鮮かな牡丹燈が
先
(
ま
)
ず眼に
注
(
つ
)
いた。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
と心に誓い、朝廷の方へは病気という事にして兵を留め、
日
(
にち
)
々付近の山谷の間を探し歩いた。そして月を越えたところで、妻の履いていた
韈
(
くつ
)
を一つ拾った。
美女を盗む鬼神
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
軽い
韈
(
くつ
)
の音が耳についた。彼は見るともなしに東の方へ眼をやった。
牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
軽い
韈
(
くつ
)
の音が耳についた。彼は見るともなしに東の方に眼をやった。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
韈
漢検1級
部首:⾰
23画
“韈”を含む語句
韈癬
布韈
沓韈
芒鞋布韈