富貴発跡司志ふうきはっせきしし
至正丙戌の年のことである。泰州に何友仁という男があって、学問もあり才気もあり、それに家柄もよかったが、運が悪くて世に出ることができないので、家はいつも貧乏で困っていたが、その年になってまた一層の窮乏に陥り、ほとんど餓死しなくてはならないとい …
作品に特徴的な語句
かの わし つかさど あら おさ しかり はかりごと やす おじぎ たっと すく とも 忿おこ 寿いのち こども けい つくえ ふだ いた もも しるし くつ 廡下のきした 平生いつも すで しばら 貪縦たんじゅう つい 緋緑ひりょく かか 翺翔こうしょう 困阨こんやく 呵殿かでん 葛衣かたびら かわごろも おし ことば 讒言ざんげん 讖言しんげん いりよね 貪饕たんこう 司曹しそう しか 鈔金しょうきん 録事ろくじ 医巫いふ 匍匐ほふく たすけ 高郵こうゆう しりぞ すくな 悪簿あくぼ やす 戒懼かいく 扈従こじゅう たす 斗水とすい 旱魃かんばつ 枯魚こぎょ 巨河きょか まさ 三紀みまわり かさ しゅうとめ 物色ぶっしょく 県神けんじん ほこら いの 福禄ふくろく 福籍ふくせき 夜半よなか 塗炭とたん くわ 紗燈しゃとう