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黜
ふりがな文庫
“黜”の読み方と例文
読み方
割合
しりぞ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しりぞ
(逆引き)
お屋敷へ申出でましたところで、
剛直
(
まっすぐ
)
な方は斬られ
黜
(
しりぞ
)
けられ、残るは
便佞
(
べんねい
)
の者ばかり。私風情の訴訟を、真面目に取次いでくれる方もございません。
銭形平次捕物控:078 十手の道
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
この時の事勢においてこれを
抑制
(
よくせい
)
すること
能
(
あた
)
わず、ついに
姑息
(
こそく
)
の
策
(
さく
)
に
出
(
い
)
で、その執政を
黜
(
しりぞ
)
けて一時の人心を
慰
(
なぐさ
)
めたり。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
やがて
文林郎内台御使
(
ぶんりんろうないだいぎょし
)
を授けられたが、その同僚に
雲石不花
(
うんせきふか
)
という者があって、これと仲が悪かったので、そのために
讒言
(
ざんげん
)
をせられて、雷州の
録事
(
ろくじ
)
に
黜
(
しりぞ
)
けられた。
富貴発跡司志
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
黜(しりぞ)の例文をもっと
(5作品)
見る
黜
漢検1級
部首:⿊
17画
“黜”を含む語句
貶黜
黜陟
免黜
廃黜
奸黜
黜罰
黜退
“黜”のふりがなが多い著者
福沢諭吉
森鴎外
田中貢太郎
野村胡堂