“姑息”の読み方と例文
読み方割合
こそく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姑息こそくな心からそれまでに行かずともいい結果が生まれて来はしないかと思ったりしてきょうまでどっちつかずで過ごして来たんです。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
朝廷に最も勢力のあった神道主義者と仏僧とのヤソ教に対するあらゆる反対讒訴ざんそ姑息こそくな陰謀は秀吉ひでよし時代からの古いことであったが
無用なる努力、石炭の濫費、そして、不衛生なる煤煙の製造! 彼はこのままでは結局姑息こそくな改造で何の役にも立たぬことを発見した。
空中征服 (新字新仮名) / 賀川豊彦(著)