“こそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
姑息98.5%
姑媳1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無用なる努力、石炭の濫費、そして、不衛生なる煤煙の製造! 彼はこのままでは結局姑息こそくな改造で何の役にも立たぬことを発見した。
空中征服 (新字新仮名) / 賀川豊彦(著)
その時分のいきおいからいうと、日本的なもの、伝統的なもの、と説くことが因循姑息こそくなものとして、嘲笑ちょうしょう軽蔑けいべつされやすい立場にあった。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
姑媳こそくの間に軽々けいけい一片のことばを放ち、一指を動かさずして破裂せしむるに何の子細かあるべき。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)