“董允”の読み方と例文
読み方割合
とういん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同年、十二月にはまた、尚書令しょうしょれい董允とういんが死んだ。いんえんに次ぐ重臣であり、剛直をもって鳴っていたので、琬の死以上、これを惜しむ人もあった。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
侍中侍郎郭攸之かくゆうし費褘ひい董允とういんらは、これみな良実にして思慮忠純なり。これを以て、先帝簡抜して、以て陛下に遺せり。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後主こうしゅ劉禅は、いよいよ怖れかなしみ、勅使として、黄門侍郎こうもんのじろう董允とういん諫議大夫かんぎたいふ杜瓊とけいのふたりをまたさしむけられた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)