“内蔵允”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くらのすけ85.7%
くらのじょう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正座に二人、国老の柴田外記と原田甲斐が坐り、脇に三人、宿老の富塚内蔵允くらのすけ、茂庭主水もんど、遠藤又七郎がいた。
大番頭おおばんがしら石川内蔵允くらのすけの三人を二之丸向かい屋敷に呼び寄せ、朝命をもって死を賜うということを宣告した。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
慶勝は二十日名古屋に帰城した当日、年寄としより並渡辺新左衛門(年四十九)、城代格大番頭榊原勘解由おおばんがしらさかきばらかげゆ(年五十九)、大番頭石川内蔵允くらのじょう(年四十二)の三人を召して二の丸向屋敷に斬首した。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)