“祭礼”のいろいろな読み方と例文
旧字:祭禮
読み方割合
まつり69.6%
おまつり19.6%
さいれい8.7%
サイレイ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御縁のはじまりはもう少し前にさかのぼるのね、そもそもあの松本の浅間のお祭礼まつりの晩——あの時こそ、ほんとうに失礼しちゃいましたわ」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
やっぱり、夢ににぎやかなところを見るようではござんすまいか。二歳ふたつ三歳みッつぐらいの時に、乳母うばの背中から見ました、祭礼おまつりの町のようにも思われます。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
村民をあつめて文珠菩薩の祭礼さいれいおこなひ、あはせて此一行をも招待せうたいすべし、而して漸次道路を開通がいつうここたつし、世人をして参詣さんけいするを得せしめんと
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
祭礼サイレイりものには、車をつけて牽くものと、肩に載せてくものとの二通りあるが、一般に高く聳やかして、皆神々の注視を惹かうとするが、中には神輿ミコシの形式を採り入れて
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)