“祭事”の読み方と例文
読み方割合
まつりごと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくのごとき祭事まつりごとがいかにして政治まつりごとに変わって来たか。ここに我々はいわゆる「大臣おおおみ大連おおむらじ」の意義が見いだされはしないかと思う。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
即ち「政事まつりごと」は、「祭事まつりごと」で、この祭政一致の思想は、わが国固有の政治の特色として、現代にも及んで居るのである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
「まつりごと」が初め「祭事まつりごと」を意味したということは、古き伝説や高塚式古墳の遺物によって十分確かめ得られると思う。君主は自ら神的なものであるとともにまた祭司であった。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)