“まつりごと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マツリゴト
語句割合
62.4%
政事21.5%
政治12.9%
祭事2.2%
国政1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひろく事を知り、銘々の身分に相応すべきほどの智徳を備えて、政府はそのまつりごとを施すにやすく、諸民はその支配を受けて苦しみなきよう
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
荊州の留守をしている潘濬はんしゅんも、とかく政事まつりごとにわたくしの依怙えこが多く、貪欲どんよくだといううわさもあって、おもしろくありません。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
剣と人倫、剣と仏道、剣と芸術——あらゆるものを、一道と観じ来れば——剣の真髄しんずいは、政治まつりごと精神こころにも合致する。……それを信じた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
即ち「政事まつりごと」は、「祭事まつりごと」で、この祭政一致の思想は、わが国固有の政治の特色として、現代にも及んで居るのである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
只清盛が一二三人果にんくわ大にして、親族氏族うからやからことごとく高き官位につらなり、おのがままなる国政まつりごと執行とりおこなふといへども、一二四重盛忠義をもてたすくる故、いまだときいたらず。汝見よ、平氏も又久しからじ。