“真髄”の読み方と例文
旧字:眞髓
読み方割合
しんずい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
剣と人倫、剣と仏道、剣と芸術——あらゆるものを、一道と観じ来れば——剣の真髄しんずいは、政治まつりごと精神こころにも合致する。……それを信じた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
事実の真髄しんずいに余程近づいたことは確かだった。併し、真髄そのものは、矢張やっぱり今にも分り相でいて、少しも分らなかった。
恐ろしき錯誤 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
したがってこの四句の呪文は、単に『心経』一部の骨目こつもく真髄しんずいであるのみならず、実に、八万四千の法門、五千七百余巻の、一切の経典の真髄であり、本質であるわけです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)