“しおき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シオキ
語句割合
仕置36.0%
処刑28.1%
處刑23.6%
所刑5.6%
処罰1.1%
1.1%
懲罰1.1%
政事1.1%
政治1.1%
死刑1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隱亡をんばう彌十に頼み燒棄やきすてさせ候段不屆に付存命ぞんめい致しをり候はゞおもき御仕置しおきにもおほせ付らるべきところ鈴ヶ森に於て殺害せつがい致されしにより其つみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とある夕ぐれのことであった、情知らぬ獄吏に導かれて村中引きまわしにされた上、この岡の上でいたましい処刑しおきにおうたということ。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
これが、表沙汰になると、輕いお處刑しおきぢや濟まない、——お柳さんさへその氣なら、何處か姿の見えないところへ逃げて貰ふことだね
「それでは親分さん、何分宜しくお願ひ申します。惡い奴でも、肉身の弟に變りは御座いません、決して所刑しおきに上げ度いわけではないのですが——」
「卑怯者め、承知のうえで、礼鐘をかぬといったくせに。——お処罰しおきをうけるのが怖いなら、なぜ撞かなかったか」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今は皆しおきには
(新字旧仮名) / 末吉安持(著)
ばばの味方の者へ、河原でもいっていたし、途中でも、ちらと聞いたが、このひどい雨に、城太郎が、ばばへ与えた懲罰しおきは、余りといえば、むごい。可哀そうである。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やはり、そうだったか。いや、そうあるほうが当然だ。大湊の藤代長右衛門は、叔父か甥になるひとだそうだが、船もろとも遠国へ持って行って、舟子一人、帰してよこさぬような悪い政事しおきでは、誰にしも、勘弁なりかねるから」
ボニン島物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
つまり私に徳川幕府の細作かんじゃになれと云われるのでした。当代の政治しおき順服まつろわぬ徒輩とはいを一気に殲滅ほろぼす下拵えを私にせよというのでした。
正雪の遺書 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
其方儀永々なが/\入牢じゆらうおほせ付られまか在處あるところ此度右一件本人ほんにん相分り御死刑しおきおほせ付られ候に付出牢しゆつらう仰せ付らる有難く存ずべし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)