“懲罰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうばつ58.8%
こらしめ17.6%
おとがめ5.9%
しおき5.9%
ちようばつ5.9%
チョウバツ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このようにして懲罰ちょうばつということ以外に何もしらない動物を、極度に感情を押し殺したわずかの身体の運動で立ち去らせるということは
のんきな患者 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
……彼は我らのとがのために傷つけられ、我らのために砕かれ、みずから懲罰こらしめを受けて我らに平安をあたう。(イザヤ五三の三、五)
カピ長 モンタギューとてもみぎ同樣どうやう懲罰おとがめにて謹愼きんしん仰附おほせつけられた。したが、吾々われ/\老人らうじんっては、平和へいわまもることはさまで困難むづかしうはあるまいでござる。
ばばの味方の者へ、河原でもいっていたし、途中でも、ちらと聞いたが、このひどい雨に、城太郎が、ばばへ与えた懲罰しおきは、余りといえば、むごい。可哀そうである。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「イングラム孃は寛仁でゐらつしやらなくてはなりませんよ。我々人間の堪へ得られぬやうな懲罰ちようばつをお加へになるやうなことをちやんと御自分の力の中にお持ちですからね。」
即チ、ワレ等六名、天ニ代ッテ、懲罰チョウバツヲ下シ、以テ侫吏ネイリ肝胆カンタンニ一サツ腥風セイフウヲ与エントスル者ナリ。モシメイヲ破リ、異端ヲ抱ク者アラバ、ソレ天ノ冥罰ミョウバツヲ受クルモ恨ミナキコトヲ天地ニ誓ウ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)