“在處”のいろいろな読み方と例文
新字:在処
読み方割合
ありど28.6%
ありか14.3%
ありしょ14.3%
ありところ14.3%
ありどころ14.3%
あるところ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山茶花のはなは見果てゝ去ぬらくに人は在處ありども知るよしもなく
長塚節歌集:3 下 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
見せられし故同道どうだう致さんと存ぜしにつれの女の在處ありかだ知れぬにより尋ね出し同伴どうはんの上まゐると申され右等みぎらの話にて甚だ手間取亥の刻近き頃たどり參りし處辨天堂の前にてつまづきたれども刻限こくげんは延引致し氣はせくにより死人共心付こゝろづかず其儘歸宅いたし翌朝相良へ御召捕めしとりに相成し事は此程申上し通りに候と申せば大岡殿シテ其武士さぶらひの連の女の在所ありか
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やい、もそっとれたまきってい。ピーターにけ、すると、在處ありしょをばをしへるわい。
くめと云しがをつとが此の災難さいなん必竟ひつきやう安五郎が仕業しわざなれば渠等かれら在處ありところれる上は夫が無じつの難はのがれなんにより何卒なにとぞして安五郎を尋ねいだをつと災難さいなん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
昔より云傳いひつたへたりまた里人の茶話ちやばなしにもあしたに出る日ゆふべに入る日もかゞやき渡る山のは黄金千兩錢千ぐわんうるしたる朱砂しゆしやきんうづめありとは云へどたれありて其在處ありどころ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其方儀永々なが/\入牢じゆらうおほせ付られまか在處あるところ此度右一件本人ほんにん相分り御死刑しおきおほせ付られ候に付出牢しゆつらう仰せ付らる有難く存ずべし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)