“在昔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ざいせき54.5%
むかし27.3%
ムカシ18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
在昔（ざいせき）、欧羅巴の白人が亜米利加に侵入してその土人を逐い、英人が印度地方大洋諸島に往来して暴行をたくましゅうしたるもその一例なり。
教育の目的 (新字新仮名) ／ 福沢諭吉(著)
抑も在昔（むかし）封建門閥の時代に政治を始めとして人間万事圧制を以て組織したる世の中には、男女の関係も自から一般の風潮に従い、男子は君主の如く女子は臣下の如くにして
女大学評論 (新字新仮名) ／ 福沢諭吉(著)
在昔（ムカシ）大名の奥に奉公する婦人などが、手紙も見事に書き弁舌も爽にして、然かも其起居（たちい）挙動（ふるまい）の野鄙ならざりしは人の知る所なり。参考の価ある可し。
女大学評論 (新字新仮名) ／ 福沢諭吉(著)