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在昔
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ざいせき
ふりがな文庫
“
在昔
(
ざいせき
)” の例文
在昔
(
ざいせき
)
、欧羅巴の白人が亜米利加に侵入してその土人を逐い、英人が印度地方大洋諸島に往来して暴行をたくましゅうしたるもその一例なり。
教育の目的
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
世人は
之
(
これ
)
を
目
(
もく
)
して孤立と云うも、我れは自負して独立と称し、
在昔
(
ざいせき
)
欧洲にてナポレオンの大変乱に
荷蘭
(
オランダ
)
国の滅亡したるとき
〔気品の泉源、智徳の模範〕
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
たとえば
在昔
(
ざいせき
)
は、君臣の団結、国中三百所に相分れたる者が、今は一団の君臣となりたれば、忠義の風も少しく趣を変じて、古風の忠は今日に適せず。
徳育如何
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
在昔
(
ざいせき
)
、徳川政府
勘定所
(
かんじょうどころ
)
の例に、
旗下
(
はたもと
)
の士が
廩米
(
りんまい
)
を受取るとき、米何石何斗と書く米の字は、その
竪棒
(
たてぼう
)
を上に通さずして
俗様
(
ぞくよう
)
に※と記すべき法なるを、ある時、林大学頭より出したる受取書に
学問の独立
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
在昔
(
ざいせき
)
或る朱子学の書生、多年江戸に修業して、その学流につき諸大家の説を写し取り、日夜怠らずして数年の間にその写本数百巻を成し、もはや学問も成業したるがゆえに故郷へ帰るべしとて
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
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在昔
(
ざいせき
)
はこれを戒むるの趣意、単にその人の一身にありしことなれども、今は
則
(
すなわ
)
ち一国の栄辱に関して、更に重大の事とはなりたり。身を思い国を思う者は、深く自ら省みる所なかるべからざるなり。
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
在
常用漢字
小5
部首:⼟
6画
昔
常用漢字
小3
部首:⽇
8画
“在”で始まる語句
在
在所
在処
在家
在方
在宅
在世
在郷
在来
在原業平