“廩米”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りんまい83.3%
くらまい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次年五月は廩米りんまい中より糯米じゆべい三俵を取つて柏餅を製し、津軽藩士と親戚故旧とにおくるを例としてゐたさうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
鷲津毅堂は名古屋城外の新馬場しんばばに屋敷を賜った。毅堂がその本藩に聘せられた事は、そのかつて結城久留里の二藩から廩米りんまいを給せられた事とは全く事情を異にしていた。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
廩米くらまいがお蔵にある限りはそれでお救恤たすけも願われるけれど、日頃お恨みがあられるにしても木曽家に向かって突然にもいくさをいどまれたそのために
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)