“廩倉”の読み方と例文
読み方割合
りんそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、官の廩倉りんそうも公卿の私物もほとんど他へ移されており、疎開民家ときてはなおさらで一ト釜のあわすら残してはいなかった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると、つづいて公家の廩倉りんそうでも、おなじ条件の倉出しがおこなわれた。それは一ト月もたたないうちといってよい。