“りんそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
林相33.3%
廩倉22.2%
輪草22.2%
林籔11.1%
林葬11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに林相りんそう零落れいらくが目に立つようになると、雨乞あまごい鉦太鼓かねたいこが一段と耳に響く土地柄でもあった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
すると、つづいて公家の廩倉りんそうでも、おなじ条件の倉出しがおこなわれた。それは一ト月もたたないうちといってよい。
窓外の春はたけなわであった。桜はなかば散ってはいたが、山吹の花は咲きはじめていた。紫蘭しらんの花が咲いている。矢車の花が咲いている。九輪草りんそうが咲いている。そこへ夕陽が射している。
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
鄙猥ひわい 林籔りんそうかくる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
と、あったので、お心にはそむき難く、今までにない、林葬りんそうという違例をとって、おん亡骸なきがらを、野鳥やちょうや山犬のとむらいに、委せたということである。