“りんまい”の漢字の書き方と例文
語句割合
廩米100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど知行ちぎょうの制度が扶持ふちの制度に改まり、あるいは名は知行と称しながらその実管理権を政府に取って廩米りんまいをもって相当額を給するようになっては、武士と土地との因縁は一段と疎遠になるが
家の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
抽斎は留守居比良野貞固さだかたに会って、救恤きゅうじゅつの事を議した。貞固は君侯在国の故を以て、むねくるにいとまあらず、直ちに廩米りんまい二万五千俵を発して、本所の窮民をにぎわすことを令した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)