“切米”の読み方と例文
読み方割合
きりまい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
切米きりまい、お扶持米ふちまい御役料おやくれうの手形書替へをする。札差の前身は、その役所近くに食物や、お茶を賣つてゐた葭簾よしずばりの茶店だつたのだ。
花火と大川端 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
たとい一合二合の切米きりまいでなりとも、主取しゅどりさえできたら、きっと願いを出して、表向きそなたを引取るようにするから、それまでのところは、寂しかろうが
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
値りて、切米きりまい切手を抵當に入れたは宜いが、それが拂へないばかりに表沙汰にされ、御家人の株まで召上げられた氣の毒な人ですよ、——こいつは何をやり出すかわかりやしません