長塚節歌集ながつかたかしかしゅう3 下3 げ
落葉松の溪に鵙鳴く淺山ゆ見し乘鞍は天に遙かなりき 鵙の聲透りて響く秋の空にとがりて白き乘鞍を見し 我が攀ぢし草の低山木を絶えて乘鞍岳をつばらかにせり おほにして過ぎば過ぐべき遠山の乘鞍岳をかしこみ我が見し 乘鞍と耳に聲響きかへり見て何ぞもい …
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長塚節歌集:1 上 (旧字旧仮名)長塚節 (著)
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名)長塚節 (著)