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苧環
ふりがな文庫
“苧環”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おだまき
53.8%
をだまき
46.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おだまき
(逆引き)
と
古
(
いにし
)
えの
賤
(
しず
)
の
苧環
(
おだまき
)
繰
(
く
)
り返して、さすがに今更
今昔
(
こんじゃく
)
の感に
堪
(
た
)
えざるもののごとく
我
(
わ
)
れと我が額に手を加えたが、すぐにその手を伸して更に一盃を傾けた。
太郎坊
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
といいますと、藤井さんを始め皆さんが
苧環
(
おだまき
)
の糸を繰返して何遍か同じような事をいって勧められた。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
苧環(おだまき)の例文をもっと
(7作品)
見る
をだまき
(逆引き)
銀の如き髮の解けたるが、片頬に
墜
(
お
)
ちかゝりて、褐色なる頸のめぐりに垂るゝを見る。その墨の如き瞳は、とこしへに
苧環
(
をだまき
)
の上に凝注せり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
その
歩々
(
ほほ
)
に
委
(
おと
)
せし血は
苧環
(
をだまき
)
の糸を曳きたるやうに長く
連
(
つらな
)
りて、畳より縁に、縁より庭に、庭より外に
何処
(
いづこ
)
まで、彼は
重傷
(
いたで
)
を負ひて行くならん。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
苧環(をだまき)の例文をもっと
(6作品)
見る
“苧環”の解説
苧環(おだまき)は、糸を巻いて玉状または環状にしたもの。布を織るのに使う中間材料である。綜麻(へそ)とも言う。次の糸を使う工程で、糸が解きやすいようになかが中空になっている。
植物のオダマキは、花弁の形状が似ているためこの名があるのみで、オダマキを使っても苧環を作ることはできない。
(出典:Wikipedia)
苧
漢検準1級
部首:⾋
8画
環
常用漢字
中学
部首:⽟
17画
植物の漢字
黍
黄蜀葵
黄葉
黄檗
黄楊
鹹草
鷺草
鴨脚樹
鳶尾
鳳仙花
鳥甲
鳥兜
鬼蓮
鬼灯
馬酔木
馬尾藻
風信子
青茅
雛芥子
雁皮
...
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