“苦菜”の読み方と例文
読み方割合
にがな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家ごとに羔羊こひつじを屠ってその血を門口の柱と鴨居かもいとに塗り、火にいてあまさず食い、またたね入れぬパンに苦菜にがなをそえて食うべきことを命ぜられた。
あら鋤田のくろの杉菜におひまじり黄色にさけるつる苦菜にがなの花
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
窓の外は甍ばかりのわびしきに苦菜にがなほうけて春行かむとす
長塚節歌集:3 下 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)