トップ
>
柾
ふりがな文庫
“柾”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
まさ
73.3%
まさき
26.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まさ
(逆引き)
前に大溝の幅広い
溝板
(
どぶいた
)
が渡っていて、
粋
(
いき
)
でがっしりした
檜
(
ひのき
)
の
柾
(
まさ
)
の
格子戸
(
こうしど
)
の
嵌
(
はま
)
った平家の入口と、それに並んでうすく照りのある土蔵とが並んでいた。
蝙蝠
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
と見ると文治郎水色に
御定紋染
(
ごじょうもんぞめ
)
の
帷子
(
かたびら
)
、献上博多の帯をしめ、
蝋色鞘
(
ろいろざや
)
の脇差、其の頃
流行
(
はや
)
った
柾
(
まさ
)
の下駄、
晒
(
さらし
)
の手拭を持って、腰には
金革
(
きんかわ
)
の胴乱を
提
(
さ
)
げ
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
柾(まさ)の例文をもっと
(11作品)
見る
まさき
(逆引き)
広栄は後の
煙草
(
たばこ
)
を
点
(
つ
)
けて庭の方へやるともなしに眼をやった。白沙を敷いた広い庭には
高野槇
(
こうやまき
)
があり、
榎
(
えのき
)
があり、
楓
(
かえで
)
があり、ぼくになった
柾
(
まさき
)
などがあって
微陽
(
うすび
)
が射していた。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
津軽
(
つがる
)
・秋田その他では
是
(
これ
)
をマサツケギ、またはタウチケゲとも謂っている。
唐附木
(
とうつけぎ
)
というからには前からの附木もあったのであるが、それにはこのような
柾
(
まさき
)
を使うには及ばなかった。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
柾(まさき)の例文をもっと
(4作品)
見る
“柾(マサキ)”の解説
マサキ(柾・正木、学名: Euonymus japonicus)は、ニシキギ科ニシキギ属の常緑低木。別名、オオバマサキ、ナガバマサキ、コバマサキ、ボウシュウマサキ、ヤクシママサキ。
(出典:Wikipedia)
柾
漢検準1級
部首:⽊
9画
植物の漢字
黍
黄蜀葵
黄葉
黄檗
黄楊
鹹草
鷺草
鴨脚樹
鳶尾
鳳仙花
鳥甲
鳥兜
鬼蓮
鬼灯
馬酔木
馬尾藻
風信子
青茅
雛芥子
雁皮
...
“柾”の関連語
正木
“柾”を含む語句
柾葺
柾目
柾木
杉柾
桐柾
糸柾
柾三
柾屋
柾次
柾木稲荷
貼柾
絲柾
粗柾
桐糸柾
柾葺屋根
柾葦
柾板
大和柾木坂
柾木村
柾木愛造
...
“柾”のふりがなが多い著者
近松秋江
三遊亭円朝
長塚節
柳田国男
岡本かの子
久生十蘭
泉鏡花
夏目漱石
国枝史郎
田中貢太郎