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柾
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まさき
ふりがな文庫
“
柾
(
まさき
)” の例文
広栄は後の
煙草
(
たばこ
)
を
点
(
つ
)
けて庭の方へやるともなしに眼をやった。白沙を敷いた広い庭には
高野槇
(
こうやまき
)
があり、
榎
(
えのき
)
があり、
楓
(
かえで
)
があり、ぼくになった
柾
(
まさき
)
などがあって
微陽
(
うすび
)
が射していた。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
津軽
(
つがる
)
・秋田その他では
是
(
これ
)
をマサツケギ、またはタウチケゲとも謂っている。
唐附木
(
とうつけぎ
)
というからには前からの附木もあったのであるが、それにはこのような
柾
(
まさき
)
を使うには及ばなかった。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
此間
(
こねえだ
)
まで頭ア蝶々見たように結って、
柾
(
まさき
)
の
嫩
(
やわら
)
っこい葉でピイ/\を
拵
(
こしら
)
えて吹いてたのが、
此様
(
こん
)
な
大
(
でか
)
くなって、綺麗な
情夫
(
おとこ
)
を連れて
突走
(
つッぱし
)
って来たか、自分の年い
老
(
と
)
ったのは分んねえが
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
己
(
おら
)
アお作が多助へ送った
文
(
ぶん
)
だが、馬鹿なマア
此間
(
こねえだ
)
まで、
青鼻
(
あおっぱな
)
アくっ
垂
(
たら
)
して、
柾
(
まさき
)
の葉で笛を拵えて遊んで居たのがハア、こんな事を仕出かすように成ったかえ、ナント馬鹿々々しい事だがのおかめさん
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“柾(マサキ)”の解説
マサキ(柾・正木、学名: Euonymus japonicus)は、ニシキギ科ニシキギ属の常緑低木。別名、オオバマサキ、ナガバマサキ、コバマサキ、ボウシュウマサキ、ヤクシママサキ。
(出典:Wikipedia)
柾
漢検準1級
部首:⽊
9画
“柾”を含む語句
柾葺
柾目
柾木
杉柾
桐柾
糸柾
柾三
柾屋
柾次
柾木稲荷
貼柾
絲柾
粗柾
桐糸柾
柾葺屋根
柾葦
柾板
大和柾木坂
柾木村
柾木愛造
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