“まさき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マサキ
語句割合
柾木32.1%
正木28.6%
14.3%
眞拆7.1%
昌木3.6%
眞前3.6%
真先3.6%
真幸3.6%
眼先3.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柾木まさきの生垣を取りまわした人家がまばらにつづいて、そこらの田や池では雨をよぶような蛙の声がそうぞうしく聞えた。
半七捕物帳:32 海坊主 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
溝際には塀とも目かくしともつかぬ板と葭簀とが立ててあって、青木や柾木まさきのような植木の鉢が数知れず置並べてある。
寺じまの記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「そんなはずはありませんよ。昨日きのう正木まさきが見ていて僕の方が高いといいました。お姉様は内藤君にひいきしている」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
正木まさき気合きあいはなしを考えて、それが如何なるものかをさいすることが出来る。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
唐附木とうつけぎというからには前からの附木もあったのであるが、それにはこのようなまさきを使うには及ばなかった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
白沙を敷いた広い庭には高野槇こうやまきがあり、えのきがあり、かえでがあり、ぼくになったまさきなどがあって微陽うすびが射していた。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
天の宇受賣うずめの命、天の香山の天の日影ひかげ手次たすきけて、天の眞拆まさきかづらとして一七
眞拆まさきかずらかずらとして、天のカグ山の小竹ささの葉をたばねて手に持ち
そのとき博士のとなりに居るK大学の昌木まさき教授が何事か博士に向って尋ねているようである。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大皇おほきみしこの御楯といふものはかかるものぞと進め眞前まさきに (同)
愛国歌小観 (旧字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
真先まさきにはむかしながらの巻毛の大仮髪おおかずらをかぶりたる舎人とねり二人、ひきつづいて王妃両陛下、ザックセン、マイニンゲンのよつぎの君夫婦、ワイマル、ショオンベルヒの両公子、これにおもなる女官数人したがへり。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
また、穂積朝臣老ほづみのあそみおゆが近江行幸(養老元年か)に供奉ぐぶした時の「吾が命し真幸まさきくあらばまたも見む志賀の大津に寄する白浪」(巻三・二八八)もあるが、皇子の歌ほど切実にひびかない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
前の御歌は、「真幸まさきくあらばまたかへりみむ」と強い感慨を漏らされたが、痛切複雑な御心境を、かく単純にあらわされたのに驚いたのであるが、此歌になると殆ど感慨的な語がないのみでなく、詠歎的な助詞も助動詞も無いのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
短日たんじつふる眼先まさきしゆびし童女像ありて暮れてゆきにけり
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ゑずまひに眼先まさきあてなるさかづきやとよりと屠蘇のがれたるかに
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)