“舎人”のいろいろな読み方と例文
旧字:舍人
読み方割合
とねり92.3%
トネリ7.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲斐がそう云ったとき、矢崎舎人とねりが的場へはいって来た。甲斐は式部に会釈して、そちらへゆき、舎人は「伊東新左衛門が危篤である」と告げた。
女にはどうして勝負が決まるのかも知らぬことであったが、舎人とねりまでがえんな装束をして一所懸命に競技に走りまわるのを見るのはおもしろかった。
源氏物語:25 蛍 (新字新仮名) / 紫式部(著)
真淵は此一首を、舎人とねりの作のまぎれ込んだのだろうと云ったが、舎人等の歌は、かの二十三首でも人麿の作に比して一般に劣るようである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
それを、彼は今、はっと受け取ったのである。神楽殿の上で、太鼓をたたいている舎人とねりの二本のばちの手——二刀の真理をその音に聞いたのだった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おや/\あれが皇子さまであつたのか。俺はえらいことをした。」と、おぢいさんは心のうちに思ひました。そのとき一人の舎人とねりがやつて来て、申しました。
拾うた冠 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
采女ウネメ舎人トネリを殺さうとせられた怒りが、歌を聴いて、即座に之を赦す心に迫られたと言ふ類の伝へ、其から秦酒公ハダノサケキミの琴歌によつて、闘鶏御田ツゲノミダを免されたこと
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
天子の奉為オンタメの神人団としては、其テウ々に親※申した舎人トネリたちの大舎人部オホトネリベ——詳しく言へば、日置ヒオキノ大舎人部、又短く換へて言ふと、日置部日祀部ヒマツリベなど——の宣教する範囲、天神の御指定以外に天子の地となる。
所謂舎人トネリが此だ。