“日置”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひおき36.4%
へき36.4%
へぎの9.1%
ヒオキ9.1%
ヒオキノ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鹿児島から西北六里ばかり、伊集院いじゅういん町には一里である。今は薩州日置ひおき郡に属する。苗代川なえしろがわはその陶郷の名である。高麗人こうらいじんの住家としてその歴史は永い。
苗代川の黒物 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
矢場にはすでに弓道師範日置へき流に掛けては、相当名のある佐々木源兵衛が詰めかけていたが、殿のおでと立ちいでてうやうやしく式礼した。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
即、列聖直属の部民で、宮廷の信仰を宣伝する用をなしてゐた宮廷暦即、日置ヒオキの搬布者——大舎人として、御代々々の天子に近侍した人々が、任果てゝ後、郷国に還つてその役をしてゐたのである。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
天子の奉為オンタメの神人団としては、其テウ々に親※申した舎人トネリたちの大舎人部オホトネリベ——詳しく言へば、日置ヒオキノ大舎人部、又短く換へて言ふと、日置部日祀部ヒマツリベなど——の宣教する範囲