“とねり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トネリ
語句割合
舎人87.8%
舍人6.1%
資人4.1%
傔従2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「鎌倉殿から拝領なされたとかで、この毛艶けつやはどうじゃ、馬品の美しさよ、などと舎人とねりどもまで誇らしげに自慢しておりました」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天皇は皇后樣が山城を通つて上つておいでになつたとお聞き遊ばされて、トリヤマという舍人とねりをお遣りになつて歌をお送りなさいました。その御歌は
出鼻を油かけられた資人とねりは、表情に隠さず心の中を表した此頃の人の自由な咄し方で、まともに鼻を蠢して語つた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
宮廷から賜つて居る傔従とねりは、大貴族の家々の門地の高さを示すものとして、美々しく著飾らして出入させたものだが、其すら太宰府へついて行つてしまつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)