トップ
>
資人
>
とねり
ふりがな文庫
“
資人
(
とねり
)” の例文
此辺から右京の方へ折れこんで、
坊角
(
まちかど
)
を廻りくねりして行く様子は、此主人に馴れた
資人
(
とねり
)
たちにも、胸の測られぬ気を起させた。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
出鼻を油かけられた
資人
(
とねり
)
は、表情に隠さず心の中を表した此頃の人の自由な咄し方で、まともに鼻を蠢して語つた。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ちよつと出る旅にも、大きやかな箱に納めて、一人分の
資人
(
とねり
)
に持たせて行つたものである。其魂の書物を、姫の守りに留めて而も誰にも話さなかつたのである。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ちょっと出る旅にも、大きやかな箱に納めて、一人分の
資人
(
とねり
)
の荷として、持たせて行ったものである。其魂の書物を、姫の守りに留めておきながら、誰にも言わずにいたのである。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
兵部大輔
(
ひょうぶたいふ
)
大伴家持は、偶然この噂を、極めて早く耳にした。ちょうど、春分から二日目の朝、朱雀大路を南へ、馬をやって居た。二人ばかりの
資人
(
とねり
)
が
徒歩
(
かち
)
で、驚くほどに足早について行く。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
宮廷から賜る
資人
(
とねり
)
・
傔仗
(
たち
)
も、大貴族の家の門地の高さを示すものとして、美々しく著飾らされて、皆任地へついて行った。そうして、奈良の家には、その年は亦とりわけ、寂しい若葉の夏が来た。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
資
常用漢字
小5
部首:⾙
13画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“資”で始まる語句
資本
資
資格
資金
資朝卿
資産
資朝
資治通鑑
資力
資盛