“資治通鑑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しじつがん88.9%
しぢつがん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世継物語とは歴史物語の意だし、『大鏡』の鏡は支那の『資治通鑑しじつがん』などの鑑と同じく、支那史学の立場から見た歴史の意味を持っている。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
かの公卿一味の“文談会”なども、この老学者を引っぱり出して、表面、資治通鑑しじつがんの講義を聴く会だなどと、世間を欺瞞ぎまんしていたものである。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
 左内幽囚邸居中、資治通鑑しぢつがんを読み、註を作り漢紀を終はる。また獄中、教学工作等のことを論ぜし由、勝保、予がためにこれを語る。獄の論、大いに吾が意を得たり。
留魂録 (新字旧仮名) / 吉田松陰(著)