“大舎人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおとねり75.0%
オホトネリ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明くれば六月二十二日で、北山行幸みゆきのご予定だった。御車備みくるまぞなえの大舎人おおとねりや随身もみなそのつもりで供奉ぐぶのしたくが始まり、ほかには何らつねと変ったところもなかった。
その日の焼亡はまことに前代未聞の沙汰さたで、しもは二条よりかみ御霊ごりょうつじまで、西は大舎人おおとねりより東は室町小路をさかいにおおよそ百町あまり、公家くげ武家のやしきをはじめ合せて三万余宇が
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
更に古く尺素往来の所謂大舎人オホトネリ鵲鉾カサヽギホコは実は異本にある笠鷺鉾の誤りであらうと言ふ事は、武蔵総社の田植ゑに出た傘鉾にだしとして鷺の飾りの附けられてゐるのを見ても明らかである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)