“柾屋”の読み方と例文
読み方割合
まさや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老人はわずかにこしをまげて道と並行へいこうにそのまま谷をさがった。五、六歩行くとそこにすぐ小さな柾屋まさやがあった。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
南下りになったくぬぎ林の中を行くと、はるかむこうの芝生の端に、マンサルドのついた宏壮な洋館の屋根が見え、それを見おろすような位置に、のきの低い、暗ぼったい柾屋まさやがたっていた。
西林図 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)