“高野槇”のいろいろな読み方と例文
新字:高野槙
読み方割合
こうやまき77.8%
かうやまき22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その建物のまわりには、栃だの欅だの檜だの、羅漢柏るすびだの落葉松からまつだの高野槇こうやまきだのの、すぐれた木地が積み重ねられ、丘のような形をなしている。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
檜木ひのきさわら明檜あすひ高野槇こうやまきねずこ——これを木曾では五木ごぼくという。そういう樹木の生長する森林の方はことに山も深い。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
芙蓉ふよう、古木の高野槇かうやまき、山茶花、萩、蘭の鉢、大きな自然石、むくむくと盛上つた青苔あをごけ枝垂桜しだれざくら、黒竹、常夏とこなつ花柘榴はなざくろの大木、それに水の近くには鳶尾いちはつ、其他のものが、程よく按排あんばいされ
天辺の雪を落しぬ高野槇かうやまき
普羅句集 (新字旧仮名) / 前田普羅(著)