“高野豆腐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうやどうふ75.0%
かうやどうふ12.5%
こうやとうふ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物食べる時かて、唇に触らんように箸で口の真ん中へ持って行かんならんよってに、舞妓まいこの時分から高野豆腐こうやどうふで食べ方の稽古けいこするねん。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
二三時間も黙つて向き合つた末、最後に椎茸しひたけ高野豆腐かうやどうふかの話でもしてそのまゝ別れたに相違なからう。
それには先ず鯛を白焼にして身の処だけをよくほごします。別に牛蒡を細かく刻んでアクを出しておき高野豆腐こうやとうふに椎茸にその外時の野菜を極く細かに切って鯛の身とともに美味しく煮ておきます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)