“高野村”の読み方と例文
読み方割合
かうやむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いはつしやる我はそんな不屆な者ではなく丸龜在まるがめざい高野村かうやむらの百姓半左衞門がせがれ半四郎と云者親類から頼まれたる飛脚ひきやくにて松山の親類へゆくに相違なく急用故に夜道を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
然るに半四郎は後藤秀盛ごとうひでもりと同道して讃州さんしう高野村かうやむらへ立歸り我家に到りてちゝ半左衞門へ途中とちう次第しだいを落もなく物語りければ半左衞門はかつおどろかつよろこ早速さつそく秀盛ひでもりしやうじ我子を助けられし恩人おんじんなりとあつく禮を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御助け下されし事まことに有難く此御恩生々世々忘れ申まじ私しは讃州さんしう丸龜在まるがめざい高野村かうやむらの百姓半左衞門の次男半四郎と申者に候が親類しんるゐよりたのまれし急用にて伊豫いよの松山迄參る途中先刻松の尾と申宿にて夜食のをりから雲助ども理不盡に酒代を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)