“枳椇”の読み方と例文
読み方割合
けんぽなし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
疱瘡もがさやみ、鼻がつまれば、枳椇けんぽなし、實を採り來、ひだりの、孔にさし、みぎりの、孔にさし、忽ちに、息は通へど、炭竈の、烟噴き孔、土崩えて、塞がりてありしを、知らずと燒きし、かゝり炭
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
枳椇けんぽなしともしく庭に落ちたるをひらひてあれど咎めても聞かず
長塚節歌集:3 下 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
枳椇けんぽなしさびしき枝の葉は落ちて骨ばかりなる冬の霜かも
長塚節歌集:3 下 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)