“枳梖”の読み方と例文
読み方割合
ケンボナシ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の母はそれを見兼ねて枳梖ケンボナシの実を拾って来て其塞った鼻の孔へ押し込んでは僅かに呼吸の途をつけてやった。それは霜が木の葉を蹴落す冬のことであった。枳梖の木は竹藪の中に在った。
太十と其犬 (新字新仮名) / 長塚節(著)