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『太十と其犬』
ふりがな文庫
『
太十と其犬
(
たじゅうとそのいぬ
)
』
太十は死んだ。 彼は「北のおっつあん」といわれて居た。それは彼の家が村の北端にあるからである。門口が割合に長くて両方から竹藪が掩いかぶって居る。竹藪は乱伐の為めに大分荒廃して居るが、それでも庭からそこらを陰鬱にして居る。おっつあんというのは …
著者
長塚節
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「ホトトギス」1910(明治43)年2月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約32分(500文字/分)
朗読目安時間
約53分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
弾
(
はじ
)
枳梖
(
ケンボナシ
)
瞽女
(
ごぜ
)