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所刑
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しおき
ふりがな文庫
“
所刑
(
しおき
)” の例文
直樣
(
すぐさま
)
に自ら訴へ主殺しの御
所刑
(
しおき
)
願ふ氣なげさよ我が子で有ぞ
可愛
(
かあい
)
やと
抱
(
いだ
)
きも仕度親心
立派
(
りつぱ
)
な男も三
歳兒
(
つご
)
の樣に思はるゝのが子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「それでは親分さん、何分宜しくお願ひ申します。惡い奴でも、肉身の弟に變りは御座いません、決して
所刑
(
しおき
)
に上げ度いわけではないのですが——」
銭形平次捕物控:046 双生児の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そのような
無稽
(
むけい
)
な申し立て、此処では通らぬぞ、察するにその方、僧侶の身にあるまじき
殺生
(
せっしょう
)
を犯した故、死者の
妄執
(
もうしゅう
)
晴れやらず、それへ
止
(
とど
)
まっておるに相違あるまい、
処
(
ところ
)
の法に照らして
所刑
(
しおき
)
する
轆轤首
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
振
(
ふり
)
否々左樣の取計は有之まじ
假令
(
たとへ
)
白状致すとも口書爪印なければ
所刑
(
しおき
)
には致さぬ
筈
(
はず
)
なり然るを白状さへなせば爪印は何でも
宜
(
よい
)
と申ては爪印を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
この間の
経緯
(
いきさつ
)
には、面白い話も沢山ありますが、それはグイと端折って、いよいよ、上州屋の佐吉は、女房殺しとしてお
所刑
(
しおき
)
になろうと決った日の夕方
新奇談クラブ:06 第六夜 人形の獄門
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
主人勝藏夫婦は少し罪を作り過ぎた、——が、下手人でも無いものを
所刑
(
しおき
)
にしては、一生寢覺めが惡いばかりでなく、お上の御威光にも拘はるといふものだ。
銭形平次捕物控:257 凧糸の謎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其方儀
平生
(
へいぜい
)
養母
(
やうぼ
)
に孝行を盡し其上に先年
實父
(
じつふ
)
富右衞門御
所刑
(
しおき
)
に相成候
節
(
せつ
)
自分
身代
(
みがは
)
りの儀願ひ
出
(
いで
)
候段是又實父
母
(
ぼ
)
へ孝心の至りに
思召
(
おぼしめ
)
され候之に依て御
褒美
(
はうび
)
として
白銀
(
はくぎん
)
三枚取せ
遣
(
つか
)
はす
有難
(
ありがた
)
く存ず可し
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
刑
常用漢字
中学
部首:⼑
6画
“所刑”で始まる語句
所刑臺
所刑台