“くにまさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
国政100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本人はいつでも外国人に率先される。写楽しゃらく歌麿うたまろ国政くにまさ春信はるのぶも外国人が買出してから騒ぎ出した。
国重は師の名を犯せしが名声あがらざりしかば幾何いくばくもなくして業を廃せしといふ。その作もとより初代豊国に比する事あたはざれど今日に至りてこれを見れば同門の国貞国政くにまさらと並びて更に軒輊けんちなし。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
国貞国芳と並びてこの時代に輩出したる歌川派の画工は国政くにまさ(文政七年歿、年三十八)国丸くにまる(文政年間歿、年三十余)国安くにやす(天保七年歿、年三十余)国長くになが(文政中歿、年四十三)国直くになお(安政元年歿、年六十二)等枚挙まいきょいとまあらず。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)