『盆踊りと祭屋台と（ぼんおどりとまつりやたいと）』

一盂蘭盆と魂祭りと 盆の月夜はやがて近づく。広小路のそゞろ歩きに、草市のはかない情趣を懐しみはするけれど、秋に先だつ東京の盂蘭盆には、虫さへ鳴かない。年に一度開くと言はれた地獄の釜の蓋は一返では済まなくなつた。其に、旧暦が月齢と名を改めてか …

著者	折口信夫
ジャンル	社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 社会・家庭生活の習俗
ジャンル	社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 年中行事・祭礼
初出	「大阪朝日新聞　附録」1915（大正4）年8月29日
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約17分（500文字/分）
朗読目安時間	約28分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

被（カツ） 強（シ） 垂（サ） 流（リウ） 象（カタド） 明（アカ） 搗（カ） 径（サシワタシ） 誘（オビ） 古（イニシヘ） 栄（ハヤ） 縄（ナハ） 篠（サヽ） 大祓（オホハラ） 神輿（ミコシ） 澪（ミヲ） 撤（サガ） 黄泉（ヨミ） 鄙（ヒナ） 在来（アリキタ） 舁（カ） 最（もつとも） 天辺（テツペン） 鳥追（トリオ） 祭礼（サイレイ） 神憑（カミヨ） 粉河（コカハ） 練（ネ） 記念（カタミ） 輪形（ワナリ） 輻（ヤ） 魂祭（タマヽツ） 標（シ） 春駒（ハルコマ） 一郷（イツキヤウ） 真木（マキ） 切籠（キリコ） 花籠（ハナカゴ） 厄落（ヤクオト） 轂（コシキ） 禊（ミソ） 形代（カタシロ） 神子（ミコ） 山車（ダシ） 産土（ウブスナ） 火車（クワシヤ） 折掛（ヲリカケ） 天降（アモ） 供燈（クトウ） 地車（ダンジリ） 年占（トシウラ） 髯籠（ヒゲコ） 青薦（アヲゴモ） 霊祭（タマヽツ） 宵祭（ヨミヤ） 天駆（アマガケ） 輞（オホワ） 依代（ヨリシロ） 切明（キリアケ） 木枠（キワク） 析竹（サキタケ） 標山（シメヤマ） 坏土（ハウド） 緯棒（ヌキボウ） 経棒（タテボウ） 盗孕（タウヨウ） 祈年（トシゴヒ）