“供燈”の読み方と例文
読み方割合
クトウ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
単純なる供燈クトウ流燈の目的の外に、更に其上に精霊誘致の任務にも用ゐられた訣である。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
盂蘭盆供燈クトウや目籠の習慣を参酌して見て、其処に始めて其起原の暗示を捉へ得る。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
供燈クトウの形式に精霊誘致の古来の信仰を加味したもので、精霊は地獄の釜を出ると其まゝ、目当は此処と定めて、迷はず、障らず、一路直ちに寄り来る次第であつて、唯恐るべきは無縁の精霊であるが
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)