“年占”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
トシウラ50.0%
としうら25.0%
としうらな25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亀井戸の鷽替ウソカへの鷽は、形の上からすぐさま合点の行く様に、神前に供へられた削り掛けの依代を、奪ひ合ふ年占トシウラの一種なのである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
囲炉裏いろりの側において試みられる火の年占としうらが、あるいは胡桃くるみでありとちの実であり、また栗であり大豆であり、粥占かゆうらの管として竹も葦も用いられているのは
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
もとは真面目まじめ年占としうらないの一つで、その勝ち負けの結果を気にかけるくせに、夜がけてくると親爺おやじまで出てくが、よいのうちは子どもに任せて置いて、よほどの軽はずみでないと青年も手を出さない。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)