“大祓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおはらい36.4%
おおはらえ18.2%
おおはら9.1%
おおばらい9.1%
おおばらえ9.1%
おほはらひ9.1%
オホハラ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから斎郡において大祓おおはらいが行われた後、さらに田と斎場と雑色人とを卜定するが、その役員の中には別にまた稲実公いなのみのきみ一人がある。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
宮廷の大祓おおはらえ式は、あまりにも水との縁が離れ過ぎていた。祝詞の効果を拡張し過ぎて、空文を唱えた傾きが多い。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
大祓おおはらいして解くことができるではないか。我らのしあわせは神仏もご嘉納かのうあらせられるであろうが……」
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
「云はんことか、お伊勢様のばちだ」と、宇賀の老爺おじいは小声でつぶやいておりましたが、やがて大祓おおばらいことばとなえだしました。
宇賀長者物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そこで驚き恐懼きようくして御大葬の宮殿にお遷し申し上げて、更にその國内から幣帛へいはくを取つて、生剥いけはぎ逆剥さかはぎ畦離あはなち・溝埋みぞうめ・屎戸くそへ・不倫の結婚の罪の類を求めて大祓おおばらえしてこれを清め
中臣なかとみ大祓おほはらひほがらほがらにこの朝もなほ耳にあり飯のおいしさ
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
祭りと盆との期日の接近といふ、唯一の理由を以て判断して了へばそれ迄であるが、初めに述べた大祓オホハラへと盆との関係を根柢に持つてかゝらねば、隈ない理会は得られぬであらう。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)